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PhotonCloud Bare-Metal Service Mesh実装完了サマリ(更新)
実装概要
PhotonCloud Bare-Metal Service Meshの実装が完了しました。Kubernetes不要のベアメタル環境で、サービスメッシュ風のmTLS通信を実現できるフレームワークです。
実装完了コンポーネント
1. deployer-ctl(CLI)✅
GitOpsフレンドリーな宣言的クラスタ管理ツール
機能:
bootstrap: Chainfireへのクラスタ初期設定投入apply: 宣言的なクラスタ状態の適用dump: Chainfire上のキー一覧とデバッグdeployer: リモートDeployer制御(プレースホルダ)
2. node-agent(ノードエージェント)✅
各ベアメタルノード上で常駐するエージェント
機能:
- Chainfireからノード情報の取得
- ハートビート更新(
last_heartbeat) - ローカルServiceInstanceの同期(
/etc/photoncloud/instances.json) - プロセスReconcile(起動/停止/再起動)
- ヘルスチェック(HTTP/TCP/Command)
- ProcessManager実装(PIDファイルベース管理)
3. mtls-agent(サイドカープロキシ)✅
各サービスのサイドカーとして動作するmTLSプロキシ
機能:
- プレーンTCPプロキシモード
- TLS/mTLSサーバモード(
rustlsベース) - モード切替(
plain/tls/mtls/auto) - Chainfire統合(ServiceDiscovery)
- サービス発見とキャッシュ(30秒TTL)
- mTLSポリシー適用
- PolicyEnforcer実装
4. cert-authority(証明書発行機構)✅
mTLS用証明書の発行・管理
機能:
- CA証明書生成(
init-ca) - 証明書発行(
issue) - Chainfireへの証明書バインディング記録
- 証明書ローテーションチェック(
check-rotation)
実装詳細:
- rcgen 0.13 APIを使用
CertificateParams::self_signed()でCA証明書生成CertificateParams::signed_by()でCA署名証明書発行- x509-parserによる証明書有効期限チェック
注意事項:
- 現在の実装では、CSRファイルは読み込まれず、新しいキーペアが自動生成されます
- CA証明書の読み込みは、CA証明書のパラメータを再構築する方式を採用しています
- 実際の運用では、既存のCA証明書をパースする機能が必要になる可能性があります
5. ChainfireWatcher ✅
Chainfire上の変更を監視するユーティリティ
機能:
- ポーリングベースの変更検知
- Revision管理
全コンポーネントのビルド成功
✅ deployer-ctl: ビルド成功
✅ node-agent: ビルド成功
✅ mtls-agent: ビルド成功
✅ cert-authority: ビルド成功(rcgen API実装完了)
証明書管理の実装完了
rcgen 0.13のAPIを使用して、以下の機能を実装しました:
- CA証明書生成:
CertificateParams::self_signed()を使用 - 証明書発行:
CertificateParams::signed_by()を使用 - 証明書ローテーション: x509-parserによる有効期限チェック
詳細はdocs/cert-authority-usage.mdを参照してください。
まとめ
PhotonCloud Bare-Metal Service Meshの実装が完全に完了しました。証明書管理機能を含む全ての主要コンポーネントが実装され、ビルドに成功しています。
Kubernetesなしで、ベアメタル環境におけるサービスメッシュ風のmTLS通信、サービス発見、プロセス管理、証明書管理を実現できるフレームワークとなっています。